次元の壁

二次元と三次元の話です

青い種子は太陽の中にある

青い種子は太陽の中にあるを観劇してまいりました。語彙力が足りないながらも感想を飛び飛びで書きたいと思います。

まず、オーチャードホールさんに伺うのが初めてで、始まる前から客席の作りとか照明がどこに吊ってあるとかガン見来てました!引き割り緞帳なのか、わざわざ吊ったかはわかりませんが、赤っていうのもなかなか印象的でした。

ほぼ定刻で幕が上がって、まず驚いたのはセットの作りでした。舞台が坂になってるとは??と混乱しました。事前に知っていてもあの作りは驚かないわけにはいきません。あんなセット見たことないですもの。そして、独特のオブジェの数々…中丸さんすきそうだなって内心思いながら見てました。わたしは魚が魚を食べてるのがイチオシです。

役者さんの数にも圧倒されました。どの程度マイクを仕込んでいるのかはわからなかったけれども、歌声の圧がすごかった。スラム街という設定もあり色鮮やかで際どい衣装だし、ちゃんと汚くて、イメージ通りのスラム街がありました。

亀梨さん登場。あーーーいやだ!って歌ってるのが印象的でした。すごいブッサイクでしたね!びっくり!
賢治さんは全体を通して、美しく愚かで世間知らずで我儘で、とにかく可哀想な青年でした。最初に弓子さんに声をかけるシーンがなんとも初々しく可愛らしかったですね。彼はただ不器用なだけだったのではと思います。
普段しないような喋り方もよく覚えてますねえ。オカリナのくだりが不思議な言い回しだなと思いました。
登場シーンでなんかスラム街から浮いてる感じがあるなあと思ったけど、賢治さんの設定的にはその違和感は正解で、ちゃんと表現しているのだなと驚きました。
亀梨さんの歌に関してはいつもと変わらないけど、歌ってる曲がいつもとは違くて新鮮でした。高畑充希ちゃんと一緒に歌う船の唄がすごくよかったです。あれは音源化してほしい…
充希ちゃんの歌唱力が高いことは前から知ってましたけど、予想をはるかに超えて行きました。あのほっそい体のどこからそんな声出るんですか?と聴きたくなるほどの声量と透明感あるお声でした。充希ちゃんの出してるCD買うかぁって頭の片隅で考えるほどには魅了されました。あと、マリーさん!どエロいし、金持ち感すごいし、歌うまくてビッックリしました。

話が進んでいくにつれて内容が重くなった行きました。その都度私はワクワクしてましたね。ああいう雰囲気の話大好きです。
最後の最後がすごく印象的で、白と赤と悲しむ賢治さんと報われた弓子さんの画がなんとも言えない儚さと美しさでドキドキでした。
初日の記者会見?で亀梨さんは死ぬ気でやらないと成立しない、と言っていましたが、まさしくその通り死ぬ気で、賢治にさんになりきっていました。本当に死んでしまうのではないかと、壊れるのではないかと思うほどには賢治さんでした。

始まる前は長いな!?って思ったけど、終わってしまえばあっという間の3時間半でした。カーテンコールの深いお辞儀が美しかったのと、やっといつもの亀梨さんの笑顔で手を振ってて可愛かった!!笑ってる顔の方がやっぱり似合う〜
あと東京は数公演と大阪公演が待ってますが、最後まで怪我なく終えられることを心より願ってます